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ロッシュのお仕事

職種にスポットを当てて・パタンナー

ロッシュブランの中のスペシャリスト達を掘り下げた第三弾。
今回は「パタンナー」さんにスポットを当ててみました。

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パタンナーのお仕事とは?

デザイナーがデザインした洋服の型紙を作るお仕事。
イラストからカタチにする為の、
洋服作りの柱でもあり、尚かつとても重要な橋渡し役でもありました。

 

パタンナーの考えること

洋服作りとはデザイナーからパタンナー、そしてソーイングオペレーターへと作業は流れていきます。

パタンナーは次にバトンタッチをするソーイングオペレーターに好かれる(分かりやすい)型紙を書く事や

パーツが多く重なる部分があれば、それをいかにスッキリと仕上げるか、切り返し部分の美しさ、動きやすさを念頭に作業し、時には機能性の提案をデザイナーにすることもあるそうです。

デザイナーとパタンナーはとても親密な関係があるからそこ、素晴らしいデザインと機能性の追求が実現し、
また、パタンナーとソーイングオペレーターが親密な関係であることも同様の結果をもたらします。

 

あんな事やこんな事

手書きとCADのそれぞれのメリットについても話してくれました。

CADは早くて正確なことから、既製品の量産の場合や型を起こす基本となる物がある場合などにはとても便利なんだとか。

細かい表現の多い衣装で、例えばアニメキャラやゲームキャラ等は、手書きのほうがより立体的に書くことが出来るそうです。
また、手書きのほうが型紙を作るパタンナー本人にも、よりカタチにする為のイメージがつきやすいそうです。


製作現場において、デザイナー・パタンナー・ソーイングオペレーター、全てのポジションの作業が融合した結果、三位一体となり「着る」という事を実現させているのです。
 

最後にブランでパタンナーをする面白さを聞いたところ
幅広いジャンルの衣装を取り扱うブランでは、色々な型紙を書く事とから、応用が効かせられるようになる引き出しと、センスを磨ける事とだと、話してくれました。

管理人の余談

話しを聞き終えて一番に思ったのは多方面での気の使い屋さんだという事。

そして、それぞれの立場を考えて作業をすることで全てが融合し無からカタチが生まれるのだと、しみじみ実感しました。(毎回しみじみしている管理人ですが……)

製作現場の三位一体のお話は当たり前のようですが、正にその通りだと思いました。

数字にとても弱い管理人個人として是非聞きたいと思っていた事の一つに、数学がやはり得意でないと設計という性質上型紙は書けないのか?の質問に、数学までいかない、算数ができれば大丈夫!とのことでした(笑)

 

スペシャリストの話しというのは本当に面白いですね!

 

 

 

職種にスポットを当てて・デザイナー

ロッシュブランの中のスペシャリスト達を掘り下げた第二弾。
今回は「デザイナー」さんにスポットを当ててみました。

 

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デザイナーのお仕事とは?

アパレル関係では花形のこのお仕事。
クラインアントの要望に沿ったものや、独創性を生かした

デザインなど様々なデザインを生み出します。
そこには着る人を第一に考えた職人の奥深さがありました。

 

デザイナーの考えること

イメージをカタチにするため、伺ったお話や資料からデザイン画を描くにあたり、
お客様の要望・希望のイメージをデザイン画で分かりやすく表現することはもちろん

作業するパタンナーやソーイングオペレーターにも仕上がりイメージが伝わるように配慮しています。また鑑賞用のイラストや漫画と違い、
細かなラインを絵で表現するために立体で分かりやすく描くことを念頭に描くそうです。

そして、何よりは着る人に似あう物を!という事を熱く語ってくれました。
希望のデザインがある場合ない場合に限らず、どのようなデザインにしたら、
より美しく、よりカッコよくなるかを考えているそうです。

 

あんな事、こんな事

海外では男性デザイナーの活躍が何故多いかを話ししてくれました。
「理由は、客観的に見れるから」
主観的になると、自分ベースでデザインを考えてしまいがちで、デザインも年をとったものに。
ところが客観的に見れるということは、どうしたら女性をもっと綺麗に!男性をもっとカッコよく!を念頭にデザインが出来るそうです。

こういった考えが出来るようになるには、まだ駆け出しだった頃のある出来事がきっかけだったそう。
それは、初めて商品化された自分のデザインの洋服を街で見かけた時にショックを受けたこと。

 

何故ショックを受けたか?
それは、その洋服が似合っていなかったから・・・・。

デザイン重視で、骨格やスタイルのことは考えていなかったんだそうです。
それからは、日本人の平均女性に似合うモノとは?の考えをベースにデザインをするようになったそうです。

デザインだけではなく、機能性を追求した話もしてくれました。
以前アルマーニが爆発的にヒットした時に、何故こんなに売れるのか?を調べるために
アルマーニの数十万円のジャケットを買って、バラしてみたとか。

バラして作りをみることで、デザインだけではなく着心地や機能性の追求という、
見た目だけではない、良さがそこにはあったそうです。

最後に、ブランでデザイナーをする面白さを聞いたところ
ソーイングオペレーターさん同様に、色々な衣装を手がけらること、と話してくれました。
駆け出しの頃では、幅広いジャンルを取り扱うことは引き出しが無く大変だったと思う。
キャリアを重ねたことで、色々が大変ではなく楽しいと話してくれました。

 

管理人の余談

正直、デザイナーってデザインを考えてそれをイラストに起こすだけ?ぐらいに考えていましたがなんと奥深いことでしょう!?

オーダーメイドのブランなら、その人に似合う衣装を!
メーカーの大量生産なら、日本人に似合う物を!
ということをまでも考えるんですね。

話を聞いいていてふむふむと思ったのは、確かにヘアメイクや美容師さんなど美しく、
カッコよくしてくれる職業には男性が多いとは思っていましたが、そういった理由からか?!ととても納得してしまいました。

アルマーニの話は、バラす時には私だったら手が震えそうそうです・・・そんなあまり、やっぱり何回か着てからバラスのか?
と非常に庶民的な質問をしてしまいましたが、そんなことはないそうです(笑)


そして、キャリアがあるゆえの引き出しの多さ
これは、どの職種に限ったことではなく引き出しが多い方が良いとはよく言いますが、改めて大事なことだなぁと思いました。

 

職種にスポットを当てて・ソーイングオペレーター

ロッシュブランの中のスペシャリスト達を掘り下げた第一弾(シリーズ予定)
今回は「ソーイングオペレーター」さんにスポットを当ててみました。

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ロッシュのアトリエに並べられた糸たち

 

 

 

ソーイングオペレーターのお仕事とは?

縫製士とうい呼び名でも呼ばれているこのお仕事。
デザインや、パターンが出来た後の最終段階の作業をする人達で、
ロッシュブランでは縫うだけではなく、型紙から生地に写し裁断までも行います。

 

ソーイングオペレーターの考えること

ブランでは、一般アパレルと違い世界に1つだけ!の一点ものやデザインの
凝った物も多いため、デザイナーやお客様がイメージした物を
再現するための手段を念頭に作業をしているそうです。

幅広い衣装製作をさせて頂いていることで、扱う素材も幅広くなります。
そのため、大きな工場などで同じ物を、同じ場所を縫っているのとは違い
その時その時で素材に合わせて工程が違ってくるので、
1点作るごとに新鮮な気持ちになるんだそうです。

 

あんな事こんな事

長年キャリアを積み重ねても、扱いが難しい素材があるそうです。
そんな時の工程や方法は人様々だったりしますが、基本をベースに膨らましていくので

キャリアが長い方がその選択も広くなるそうです。

最後に、ブランでソーイングオペレーターをする面白さを聞いたところ
幅広いジャンルの衣装を取り扱うので、毎日色々なジャンルの
衣装がつくれるというのはとても楽しいと話してくれました。

 

管理人の余談

たしかに、難しい素材ってあるよね・・・・と話しを聞きながらついつい
頷いてしまいました。と言うのも、以前に私はベルベットを縫ったところ、
どうしてこんなに端と端が合わないのか?現象に見舞われたことや
サテン生地を手縫いでかなり丁寧に裾上げしたにもかかわらずやはり縫い目が目立ち、
結局お直しにだした事が思い出されました(笑)
そんなズブの素人の私とは違いプロの場合はもっとレベルの高い話しですが、
プロでもそう言った素材というモノもあるのだな、と発見でした。

 

そして、毎日毎日、来る日も来る日も、全く同じ物を作るというのと違い、
一点ものが故に作業が違ってあれこれ工夫するのはとても楽しそうですね。